ちまプラ ちまちまプラモ制作記

【ガレージキット】食器棚のミミックを作成する 01

年度末のお仕事(確定申告とか)で忙しかったり
塗装環境の構築が遅々として進まなかったり
新しいゲーム(ELDEN RINGが楽しみすぎて)のためにコンディション整えたりとで
なかなか模型を作る時間が取れませんが

『ちまちまとでも進めなければ!人生は有限なのだ!』と一念発起し
人生初のガレージキット作成を行うことにします。

ガレージキットとは?

ガレージキット:通称ガレキ。
プラモデルと違い、レジンで作られていることが多い。
原型を作り、シリコンで型を作って、レジンを流しこんで成形、と言う手順を踏むため
個人ディーラー等が少量生産するケースが多いです。
(プラモデルの金型のように大量生産できないため)
最近は3Dプリンタで作られることも増えてきたようですが、
今回はいわゆる通常のレジン製ガレージキット制作となります。

キットについて

今回はボークスで販売している、イギリス ゼロテ社の
食器棚のミミック」を制作します。

ボークスのオンラインショップでは、愛用の水性塗料ファレホを取り扱ってるので
ここで色々と購入しようと回っていたところ、こちらを発見しまして。
どんなものかは、まず写真を見てください。

▲ミミックの常識を逸脱したデザイン(誉め言葉)
▲裏面は注意書きなど

まー…何と言いますか。
最初にデザイン見た時は、頭殴られたような衝撃でしたよ。
で、気付いたらカートにぶっ込んで即ポチでしたよハハ。

何たるデザイン!
まず出てくるのが宝箱じゃなく食器棚
しかも口だけじゃなく、上半身がまるっと出てくるボーナスっぷり!
太ましい腕は筋骨隆々!肩にちっちゃいジープのっけてんのかい!
大きく開かれた顎に加え、巨大な口が背中にも
移動のためか?うねる触手も溢れんばかり!

人生でここまで衝撃を受けたミミックは、これで2度目です
(ちなみに一度目はダークソウルのミミック

ゼロテ社のガレージキットは他にも魅力的なラインナップが多数あったので
チョコチョコ買い揃えていきたいと思います。

とは言え、本格的にガレージキットを作るのは人生初なので
色々と下調べをしてから作っていくことにします。


プラモデルとの主な違いとしては
・素材がプラじゃない=プラモデル用接着剤は使用不可。
 瞬間接着剤かエポキシ系接着剤を使用すること
・表面には離型剤が付いているので、よく洗う必要がある
・パーツ表面に気泡や欠けがある場合は、それらを埋めて作っていく
・塗装は大体プラモデルと同じっぽい

というのが大体の知識です。
細かいところを上げていけばキリが無いと思いますが、
とりあえず上記の認識で進めていきます。

▲まずは洗浄

中性洗剤をつけて古い歯ブラシでゴシゴシ→水で流す
ジフ(クレンザー)を付けて同じように歯ブラシでゴシゴシ→水で流す
を繰り返し、タオルで水けをふき取ったら一晩自然乾燥させます。

ガレージキットの下処理には鍋で煮る、という話もよく聞きますが
(内部に浸透した溶剤を揮発させたり、パーツのゆがみを直す等)
今回のキットはかなり細いパーツも多く、歯とか血管のディテールは髪の毛より細いので
何となく鍋にくっ付いて変形したらヤダな…と思ったので、洗剤とクレンザーのみにしました。

サイズ感については、完成時の高さが大体7cmくらいなので、結構小さいです。
タミヤのプラモ用接着剤(白瓶)が大体7cmくらい。

▲乾燥中

パーツ点数はこのくらい。
筋肉や血管、口内のヒダや牙などがかなり生々しいです。
ちなみに説明書無しというストロングスタイルなので、パッケージを参考に
パズルのように組み合わせを探しつつ進めます。

次回はバリ取りやパーティングラインの処理などを進めます。