前回のゴーグルに続き、スチームパンクで欠かせない要素である
ブーツを作っていきます。
ブーツを作る
イメージは革製の編み上げロングブーツ。
まずはヒートプレスでブーツの革部分を作っていきます。
▲ギュッとしてカット
塩ビ板(PVC)をヘアアイロンで挟んで熱し、テロテロになったところでギュッと押し付け
マスキングテープをガイドにして必要な部分をカットします。
いわゆるヒートプレスと言う方法で、素材はプラ板でも出来ますが
プラ板だと熱で縮むので、縮まない塩ビ板をよく使用しています。
ちなみに塩ビ板は100均で「硬質カードケース」として売られているものを使用しています。
▲紐を結ぶ箇所にディテールを追加
マスキングテープを貼った上にマジックで下書きをし、
それをプラ板に貼り付けてから切り出します。
プラ板はなるべく薄い方が追従しやすいので、0.1㎜のプラペーパーを使用。
PVCに貼り付けてから、0.6mmのピンバイスで開口しました。
片方15個穴を開けています。
▲紐を作ります
さかつうのフレキシブル・ワイヤー(0.5mm)をコの字型に曲げて、穴に差し込んでいきます。
特に接着しなくても固定できました。
結び目も頑張って作ります。
ピンセットと爪楊枝を使えば比較的簡単にできました。
▲ベルト部分を作ります
厚さ0.25mmの板おもりを短冊状に切り、ベルト状に加工していきます。
(カーモデルのシートベルトを板おもりで作成している人がおり、そちらを参考にしました)
薄くて柔らかいのでカットはハサミで十分可能です。穴も画鋲などで簡単に開けられます。
バックル部分はwaveのUバーニアフラットを使用。
真鍮線に被せて凸型になるようにしてから、瞬着でくっつけました。
▲ブーツ完成
ベルトも瞬着でくっつけて、ブーツの完成。
以前作ったときはエポキシパテで紐を作っていましたが、
金属製のワイヤーで作ることで、結び目も再現することが出来ました。
ベルトに使用した板おもりも、応用が利きそうな素材なので色々使ってみようと思います。