FAガール　姫騎士アーキテクト制作記　第8回

eleicia

6年前

前回に続き、武器の制作を進めます。
やっぱり盾も欲しくなったのでジャンク品を漁ってみたのですが
どうもしっくりくるのが無かったので、
人生初のヒートプレスで作ってみることにしました。

ヒートプレスって？

簡単に言うと、熱した塩ビ板やプラ板を型に押し付けて、形を作る製法です。
飛行機のキャノピーやF1のフロントガラスを作っているのをよく見かけます。

あんまり複雑な形はとれませんが、今回はシンプルな形状の盾にするつもりなので
ヒートプレスで作ってみます。

なお、似たような技術で「バキュームフォーム」というのもあります。
こちらも機会があればやってみようかと。

▲材料はこちら

以前、ちょこっと使ってみたファンド(造形用の粘土)が
袋ごとすっかり固まってしまってたので、
せっかくなのでこちらを再利用することにします。

▲大まかに切り出し

デザインナイフで頑張って切り出します。
割と力がいるので、誤って手を切らないように注意！
(あんまりこういうやり方する人はいないと思いますが)

▲ザクザクと切り出し

ひたすらカットカット。
彫刻やってる気分になりますが、たぶん普通に固まってない粘土を盛って形作った方が早いです。

▲バシバシとヤスリがけ

木工用の粗目の紙やすり(80番)で曲面を削り出します。
目が詰まりやすいので、粗目の番手で一気に形を作った方が成形しやすいです。

▲溶きパテで表面処理

傷をラッカーパテで埋めつつ、溶きパテでコーティングしました。
型に押し付けた際に、表面の凹凸もコピーしてしまわないよう
なるべく表面は滑らかにしておきます。

▲紙コップで上げ底

型に押し付けやすいよう、上げ底をしておきます。
紙コップ1個だと変形しそうだったので二重にしています。
型の準備はこれで完了。

▲全部100均

木製の写真立て×2、大型のクリップ(2個セット)×1で枠を作成します。
この間に塩ビ板を挟んで熱するというわけです。
塩ビ板は「硬質カードケース(A3)」という商品の素材が塩ビ板だったので
それを切り出して使用することにします。

購入した塩ビ板のサイズはA3サイズ(内寸が約307mm×433mm)で、厚みが約0.3mm。
用意した写真立てのサイズだと、12枚ほど切り出せました。

▲試しに一発目

塩ビ板を温めて、型にギュッと押し付けます。
温める際はなるべく均一に温められるように、電熱ヒーターなどがオススメされてますが
持っていなかったのでホットプレートで温めてみました。

▲何度かやってみた

塩ビ板の温め時間や押し付けるタイミングなどで
形も微妙に変わってきますので、
好みの形ができるまで何度かやってみると良いです。

▲カットして成形

大まかな形はハサミでカットして、細部をデザインナイフで整えて完成。
あとはこれをどうやって持たせるか……
接続部についても検討します。