イノセンティア制作記 第7回

フレームアームズ・ガール『イノセンティア』制作記第7回!
今回は塗装について説明します。

■塗装する箇所を決めよう
■マスキングテープでマスキング

■塗装する箇所を決めよう

第5回「色のパターンを変えて塗ってみる」と(急遽)方向転換したので
塗装をすることにします。

とは言え、全パーツを塗装するのはいろいろと大変なので
今回は成形色を生かしつつ、部分塗装をすることにします。

塗装個所は以下の通り。
・胸と背中のメカ部
・腕と首のリング部
・胴~腰回り
・パンツ部分

面積が大きいのは腰とパンツ部分ですかね。
今回はエアブラシを使用しますが(初心者向けはどこ行った)
それ以外の個所は筆塗でも大丈夫じゃないかなと思います。

■マスキングテープでマスキング

塗装するパーツをピックアップして、
表面処理などをもう一度チェックします。
特に他パーツと干渉するところは念入りに。

問題なさそうなら、表面処理を行った際の削りカスや手の脂を取るために
できれば歯ブラシ+中性洗剤でシャカシャカします。
洗い終わったら、よーく水で洗い流して乾燥させます。
せっかく洗っても、洗剤が残っていたらそれで塗料を弾いてしまいます。

今回は成形色を生かした塗装のため、
塗装しない箇所をマスキングします。
マスキングに使う道具はこちら

イノセンティア マスキング

↑マスキングテープとデザインナイフ。
私の場合、マスキングテープは右上の10㎜とシート状の1mmを両方を使ってます。

イノセンティア マスキング2

まず、こんなふうに1㎜のシートから切り出したテープでパーツの境目に貼ります。

イノセンティア マスキング3

次に、10㎜のテープで全体に貼ります。
ホコリついちゃってるので、これは塗装前に取り除きました。

10㎜でいきなり境目に沿って貼るのはなかなか難しく、
貼りなおしたりすると粘着力が落ちたりしますが
1㎜であれば曲面に沿って貼りやすく
マスキングで一番キモとなる境目の部分の精度を上げることができます。
最近は曲面用のマスキングテープなどもあるので、それを使うのもオススメです。

イノセンティア マスキング4

反対側もやって、こんな感じ。

手間とコストが倍になりますが、複雑な曲面の場合に特に効果を発揮するのでオススメです。
この方法に切り替えてから、失敗率をだいぶ下げることができました。
(フチより、マスキングテープの重なった個所から塗装が入り込むことがあるので
隙間をちゃんとカバーできているかは念入りにチェックしましょう)

イノセンティア マスキング4

腰パーツもこんな感じ。
結構めんどくさいですが、仕上がりに直結するので丁寧に作業しましょう。

準備が出来たらパーツごとに並べて
このあとクリップで挟んでエアブラシで吹くなり、筆で塗るなりを進めます。

イノセンティア マスキング5
※写真では写ってないですが、腰アーマーの中央パーツも塗装します

さて、塗装準備!

■制作記1 :道具とキットと準備について
■制作記2 :パーツの切り出しについて
■制作記3 :スナップフィットの仮組について
■制作記4 :仮組してみた
■制作記5 :改修ポイントを考える
■制作記6 :継ぎ目消しをやってみる
■制作記7 :マスキングしてみる
■制作記8 :塗装のうんちくあれこれ
■制作記9 :塗装を続けます
■制作記10:スミ入れGoGo
■制作記11:ちょっとだけディテールアップ
■制作記12:祝★完成!