ちまプラ ちまちまプラモ制作記

【86 -エイティシックス-】ジャガーノート(汎用仕様)を作る 02(完成)

仮組が終わったので、今回から塗装を進めます。
全塗装はせず、成形色を生かしつつ汚し塗装を進めます。

ドライブラシ

▲ビフォー(骨組み)
▲アフター(骨組み)
▲メカ部分のドライブラシ

全体的にジャーマングレー+ガンメタル+シルバーを混ぜたものでドライブラシ。
ドライブラシは筆に少量の塗料を付けた後、ティッシュ等で塗料をふき取ってから
パーツにこすり付けることで、僅かに残った塗料でエッジに塗料を乗せる技法です。

シルバー系は少量でも色が付きやすいので、ドライブラシする際には入念かつ徹底的に拭き取ってから行います。
その後71108 UK AZURE+71125 MEDIUM GREYを混ぜたもので、さらにエッジを強調しました。
目はクリアーパーツにエナメルのクリアーレッドを塗りました。

フィルタリング

▲サンディウォッシュでフィルタリング

半透明の塗料でフィルターをかけるように色を乗せることを、フィルタリングと言います。
所々にMr.ウェザリングカラーのサンディウォッシュを塗り、ふき取ることで色味を変えていきます。
溶剤でふき取ると綺麗さっぱり消えるので、綿棒で伸ばしつつ拭き取ります。
色を残したい場合は、しばらく置くと定着します。
ツルツルした面だと定着しないので、つや消しスプレーを吹くかメラミンスポンジで擦ると
食いつきがよくなります。

▲さらにフィルタリング

Mr.ウェザリングカラーのマルチグレーステインブラウンを塗ってはふき取り、で
各所のボルトやエッジを強調したり、スミ入れしたりします。
所々72046 Ghost Greyをスポンジでスタンピングして、塗装剥がれを表現します。

ドッティング(ストリーキング)

Mr.ウェザリングカラーのマルチグレー・ステインブラウン・スポットイエローを
爪楊枝でちょんちょんと点付けしていき、薄め液を付けた筆や綿棒で伸ばしていきます。
雨で汚れが錆が流れたような跡が付けられます。
拭き取る方向は一定にしたほうが、それっぽく見えます。

ウェザリング

▲泥汚れや錆汚れ

サンディウォッシュの底に溜まった塗料をすくい出して、筆で塗りつけて砂汚れを表現。
また、所々にエナメルカラーのレッドブラウンを塗り、ふき取ることで錆を表現します。

完成!

銃器にもドライブラシや汚し塗装を施して完成。
銃器は砂や錆が付かないように整備しているだろう、と考えて砂や錆の汚れは控えめにしています。
その代わり、シルバー系のドライブラシを増やして金属の質感を整えました。
色々と汚し塗装を試してみましたが、表現方法によって使い分けると効果的なので
状況やシチュエーションによって色々試すと面白そうです。

オマケ ジオラマを添えて

ルーデンスさんのジオラマに置いてみたところ。
スケール感とか土の色とか諸々無視してますが、あくまでイメージということで。

さて次は何を作ろうか!