プラモ制作で使用するツールを、
主に初心者の方や、「コレ何に使うん?」という方向けに
独断と偏見で紹介していく気まぐれ(不定期)コーナー。
第2回は、デザインナイフについてっ
■普通のカッターとは何が違うの?
■どんな使い方がある?
■取扱の注意点
■普通のカッターとは何が違うの?
デザインナイフとは、簡単に言うと「刃が一本だけのカッター」みたいな感じです。
刃が鋭く、プラスチックでもスルッと切れるのと
刃先の角度が鋭利なので、細部にも届きやすいという利点があります。
主な使いどころとしては、パーツをニッパーで切り離した際に
残ったゲート(ランナーとパーツをつなぐちっこいランナーみたいなやつ)の処理がメインです。
特にニッパーの切り口は直線なので、
曲線のパーツではゲートが余りがちになります。
そういうシーンではデザインナイフが活躍します。
■どんな使い方がある?
最初に「オールラウンダー」と書きましたが、
デザインナイフにはゲート処理以外に下記のような使い方があります。
・デカールの切り出し
一部プラモデルに付属する水転写式のデカール(シールのようなもの)を切り出すのに重宝します。
特に普通のカッターでは苦手な曲線の切り出しなどは、必ずデザインナイフを使用します。
・パーティングラインの処理:カンナ掛け
プラモデルの表面に「パーティングライン」という凸部があるのですが
(プラモデルの成型時にできるもの たい焼きのはみ出した部分みたいなやつ)
デザインナイフの刃を立ててコリコリ削ると、消すことができます。
・モールドの掘りなおし
パーツに入った線(モールド)が浅い!掘りなおしたい!という場合には、
デザインナイフで軽くなぞって掘りなおし、強調することができます。
あ、でもランナーからパーツを切り出すときに
いきなりデザインナイフを使うと、まず失敗します。
ニッパーでパーツを切り出し
↓
余ったゲートをデザインナイフで削る
という順番で処理します
適材適所、大事です。
■取扱の注意点
これは刃物全般に言えることですが……
刃先が鋭利なので、ケガに注意!
私も過去3回ほど指をさっくり切りまして、
しばらくデザインナイフの使用を躊躇したほどです。
いずれも切れ味が鈍ってきたときに
力を入れすぎて刃先が滑り、さっくりいきました。
替え刃も販売してますので、
刃の動きが鈍くなってきたな~と思ったら、早めに交換するのが吉です。
まとめ
■普通のカッターとは何が違うの?
→刃先の角度と切れ味が、カッターよりも鋭利です。
■どんな使い方がある?
→ゲート処理以外にも掘る・削るなど。
■取扱の注意点
→ケガに注意!切れ味が鈍ったら早めに交換
次はちょっと変わり種を紹介予定……です!