一通り工作が終わったので、塗装を進めます。
今回はスチームパンクがテーマなので、布や革をイメージしたベージュ・茶色系で塗り進めます。
シャドウ塗り(コントラストカラー風)
▲基本塗装→シャドー→ハイライト
これまで、塗装は基本的にベタ塗りでしたが
今回は”影“や“ハイライト”も塗って、立体感を出すことに挑戦してみます。
ウォーハンマー等、フィギュア塗装の動画で見かけた下記の方法で塗ってみました。
(英語の動画だったので、本来とは異なる方法かもしれません。ご了承ください)
・71.141 IDF SAND GREY 73(基本色)をエアブラシでベタ塗り
・71.142 IDF SINAI GREY 82(影色)に、「グレーズメディウム」と「水」を1:1:1で混ぜて
「キッチン用洗剤」を数滴混ぜたもので塗装(1枚目右)
グレーズメディウムを入れると透明感が増し、塗料の流動性も高まります。
(キッチン用洗剤を微量入れることで、界面活性剤が効き表面張力が無くなることで
細部まで流れやすくなります。)
・乾いたらエッジ部分を中心に、基本色+白でドライブラシ。ハイライトを入れる(2枚目右)
今回初めてシャドウ用塗料を作ってみたので、乾燥を箇条書きで。
・半透明の塗料が手軽にできるのは便利。
(Mr.ウェザリングカラーでも同様の効果が得られるが、色が限られる)
・フィルタがかかったような風味になるので、
キレイ目に作りたい場合はシャドウ部分のみに塗るなど工夫が必要。
・塗装が溜まりやすいので、溜まったら乾いた筆で吸い取る。(吸い取らないとムラになる)
シャドウ部分はMr.ウェザリングカラーで塗ることが多かったのですが、
綺麗に拭き取れないことがあったので、他の方法を模索していました。
この方法の方が綺麗にできそうなので、今後も模索していきます。
▲シルバーと薄青で基本塗装
▲シャドウ塗装とハイライト入れ
基本塗装:71.065 STEEL+71.108 U.K.AZURE
シャドウ:71.108 U.K.AZURE+グレーズメディウム+水+洗剤
ハイライト:71.108 U.K.AZURE+72.046 Ghost Grey
髪は銀髪にしてみました。耳はやや紫がかった白で。
耳の内側はピンクとグレーで塗り分け。
▲真鍮と銅色で塗り塗り
金色は71.067 BRIGHT BRASS、銅色は72.758 Brassy Brass。
ウェザリングカラーの黒でスミ入れ。
ハイライト部分も暗くなってしまったら、筆塗りでリタッチします。
▲肌色成分を増量
塗り分け箇所を変更することにしたので、片足のみ肌色で塗り塗り。
72.001 Dead White+72.003 Pale Flesh+71.135 IJA Chrome Yellow を
5:4:1で混ぜると、成形色とだいたい同じ色味になりました。
肌色はキャラクターによって微妙に異なるので、配色を覚えておくと吉です。
▲チェック柄も塗装
燕尾服の裏地はチェック柄にしてみました。
1色目を塗った後、菱形にカットしたマスキングテープを貼り付けていくだけ。
あんまり目立たせたくなかったので、コントラストは控えめにしています。
▲他の部分も塗り塗り
細かい塗り分けをしたり、デカールを貼ったり、金属パーツ(歯車)を貼ったり。
金属パーツはいつものセメダイン ハイグレード(多用途)で接着。
金属・透明・細かいパーツはだいたいコレです。
あとはトップコートを吹いてしっかり乾燥させて完成です!