前回、表面処理と組み立てが終わったので塗装に入ります。
プラモ作る時より工作の時間が少なく、塗装の時間が増えそうです。面白い。
下地塗り
いつもなら下地にはファレホのジャーマングレープライマーを塗るのですが、
こちらの記事で面白そうなのを発見したので、試してみることに。
水性筆塗りのお悩み解決。「筆塗り水性サーフェイサー」でプラモ塗装が100倍楽しくなる!!
水性サーフェイサーと水性塗料を混ぜて、色付きサフとして塗るという手法のようです。
今回のキットはサイズが小さいので、筆塗りでちょちょっとできるなら良いかなと思い
ちょうどいい機会なので挑戦してみることに。
▲材料はこちら
記事で紹介されているレシピ通り、
・水性サーフェイサー1000
・水性ホビーカラー紫&つや消しクリアー
・水性ホビーカラーうすめ液
を準備。
分量は[サーフェイサー4:紫3:つや消し2:うすめ液1]くらいで作ってみました。
▲ぺたぺたぬりぬり
筆で塗っていきます。
厚塗りすると折角のモールドが消えるので、薄く塗り広げるようにします。
このあと重ね塗りしていくので、多少のムラは気にせずに塗っていきます。
口の中やシワやなど、特に奥まった部分に塗り残しが無いようにペタペタと。
レジンの上からでも弾かれることなくスイスイ塗れますね。これは気持ちいいかも。
▲宇宙人みたい
キモさがマシマシ。爪と牙はなんとなく塗らないでおきました。
色も相まってエグみが増してますね。
▲ちょちょいと塗ってみた
口内をピンク→赤系で塗ってみたり、肌を白系にしてみたり。
水で薄めて重ね塗りすると、凹み部分に入り込んた箇所が影として残るのを体感したり。
触手はヤドクガエルとかその辺の毒々しさが欲しいと思ったので
青でグラデーションしてみたり、筆についた塗料をはじいてみたり。
色んな気づきを得つつ塗ってみるものの、うーんどうもしっくりこない。
なんかないかなーとゴロゴロしてたら、Youtubeで水彩画の塗り方を見まして
模型にも応用できないかな?と思い立ち、試しにやってみることに。
水彩系の塗装にチャレンジ
水彩系は「半透明の色を塗り重ね」「影色は紫や青など」「ハイライトは黄色系」「いろんな色を使う」
っぽい感じがしたので(フィーリングです)、何はともあれやってみます。
ボディ部分を白系で塗った後
・陰になる部分を紫
・明るいところを黄色
・中間を緑
・血管の周りは赤
を塗っていきます。
この時ポイントとなるのは、なるべく水で薄めたシャバシャバの状態で塗ることです。
薄い色を重ねていくと、複雑な色味が出てきます。
薄くても色は残っているので、なかなか色が乗らなくても気にせず塗っていきます。
塗料が多すぎると水溜まりのような跡になってしまうので、多すぎたらティッシュや筆でふき取ります。
そこまで終わったら、ハイライトとなる部分(筋肉の頂点部分とか)を
肌色→黄色で塗って立体感を出していきます。
ハイライトはちょっと濃いめにしないと、凹みに流れ出してしまうので注意。
筆の先でチョンと乗せる感じでOKです。
▲勢いに任せて塗ってみた
塗っては乾かし、塗ってはふき取りで色を重ねつつ
ゲテモノぽさマシマシになりました。やったぜ。
▲触手はタコ風
青系だと違和感があったので、先端を赤系にして赤~紫~青のグラデーションに。
先端の赤は朱色っぽい色を重ねています。
グラデーションで塗り分けた後、薄い中間色(今回は紫)で全体を塗ると馴染みます。
木を塗ってみる
食器棚部分は木目調なので、茶系で色を塗っていきます。
ファレホにウッド&レザーセットという木・革塗装用のセットがあるので
それを使用してレシピ通りに塗っていきます。
説明書が英語だけだったので、Googleレンズで翻訳して解読しつつ塗っていきます。
▲木っぽく塗っていく
ジャーマングレーで塗った後に基本色を塗装して、木目部分にスミ入れをしていきます。
基本色は複数色で塗り分けましたが、最終的にはあんまり変わらなかったかも。
金具部分は金色で塗り、黒でスミ入れ。
仕上げに肌色系でドライブラシをして、所々に黄色や緑を散らして完成。
完成
▲完成しました
こんな感じになりました。
扉の内側がキレイだと違和感があったので、血糊っぽい塗装をしてみました。
ドゥルンと出てきてパクっと食べるタイプのモンスターらしさが出ていれば。
生モノを筆で塗装するのは久しぶりですが、楽しいですねー
ムラになったりはみ出したりしても気にせず、いろんな色を塗り重ねる楽しみがあります。
▲サイズはこんな感じ
割と小さめですが、細かいモールドがびっしりなので精密感があります。
クリーチャー感がたまりませんね。
このシリーズはお手頃でいろんなバリエーションがあるので、ちょこちょこ揃えていこうかなと。
さて次は何を作ろうか!