筆塗りでガチャをリペイントする ~紬ギ箱 編~

前回のガレージキット塗装で筆塗りの欲求が高まってきたので、
何か手軽に塗装できるものが無いかと探したところ
以前購入した『紬ギ箱 智人(チビト)』を発見したので、リペイントを行ってみようかと。

ガチャのリペイントは以前スズメバチの色変えをしたことがありますが、
最近のガチャは本当に出来が良いし安いし(欲しいものを狙うと高くなるけど)、
気づけばいろいろ買っちゃってます。

▲紬ギ箱 智人(チビト)

座った状態で全高90mmくらい。結構ボリュームあります。
独特のモールドが全身に掘られており、民族衣装のような刺青のような独特な雰囲気です。
フォルムはフクロウを思わせる、知的な雰囲気がありますね。
今回はこれをペイントしてみます。

▲こんなのもいます

丸っこいのが『プトゥン』、大きいのが『裁人(サバト)』です。
プトゥンは全高52mm、掌で転がすのにちょうどよいサイズ。
裁人は全高180mm、ガンプラぐらいの背丈です。¥500とは思えないボリューム。
プトゥンは塗装済とベージュverが当たりました。裁人はノーペイントverなので、そのうち塗りたいですね。

塗装開始

▲まずは下地をぬりぬり

食器棚のミミックと同じように、まずは水性サーフェイサーを筆塗り。
モールドが深いので、しっかり奥まで塗っていきます。
厚塗りにならないようにだけ注意。
(塗装のため脚は外してます)

▲頭部と胴体を色分け

頭部は[72.046] Ghost Grey 、胴体は[71.035] CAM. PALE BROWNでペタペタ。
厚塗りすると下地の紫が消えるので、水で薄めつつ3回ほど上塗りしました。
これが基本色になります。

▲砂色で内側と骨色をぬりぬり

[71.141] IDF SAND GREY 73を薄めつつ重ね塗り。
内側は生っぽさが出るように塗ろうかなと。
頭部は骨っぽさを演出してとか、塗りながら考えてます。

▲木っぽさマシマシ

[71.126] IDF GREENを薄めてモールドに流しこみ。
凸部に付いたら指やティッシュでふき取ります。
何となく木やコケっぽさがでてきて、雰囲気が出てきました。

▲紫入れると生々しさが

頭部や胴のSAND GREY部分を中心に、[72.715] Hexed Lichen を薄めて流し込み。
内臓っぽさと言うか血管っぽさと言うか。
影色には黒より紫が最近の好みです。

▲ちょこちょこ色塗り

紫を流し込んだ個所に、[71.402] UK BSC 49 L. PURPLE BRで明るさと深みを足したり
[302]Dark Rust を茶系の箇所にドライブラシして、色味を複雑にしたり
いろいろと情報量を増やしていきます。

▲金と黄色で部分塗装

ネックレス?の部分を金で塗装。
分かりづらいですが羽の端も金色を散らしています。
角の部分は黄色と、パレットに残った茶系の色を混ぜて色を乗せています。
これ以外にも、パレットの色を混色しつつ様々な色味を作りながら塗っています。

▲画竜点睛

目と額・ペンダントを[69.067] METALLIC BLUEで塗って完成。
アクセントが入ると映えますね。
メタリックカラーはと隠蔽力も高いので、ちょっと使うと良い感じです。

完成写真

▲ぐるりと撮影

樹木とフクロウが合体したような生物ができました。
瞳とペンダントのブルーもお気に入り。色が同じだとストーリー性がありますね。
丁寧さよりもノリと勢いを重視して筆のみで一晩で塗装しましたが、
色を足すたびに情報量が増えて深みが増すのは楽しいですね。
あとはいろんなパターン増やしたいかなと。

さて次は何を作ろうか!