【リコリス・リコイル】千束の髪の作り方

リコリス・リコイル観てますか?私は観てます。
主人公の女子高生(JK)2人組が銃を撃ちまくる、カッコ可愛い痛快アクションなので、ぜひ観ましょう。
で、主人公の一人である千束(ちさと)が作りたくなったので、モリモリ作ってます。
アマゾンプライムでも見られるので、作業中にタブレットで再生しつつデザインを確認できるのは便利ですね。

素材にしたのは創彩少女庭園シリーズの小鳥遊 暦(夏服)
女子高生のプラモが手軽に手に入る、いい時代になりました。
制服のデザインもシンプルなので、素組はもちろん改造のベースにも最適です。

千束の髪形はショートカットですが、暦とは細かい箇所が違うので
それらを調整していく作業になります。

▲髪とリボンを付けたところ

髪を束ねた房の部分(下半分)はタミヤのエポキシパテ(高密度)を使用。
エポキシパテは粘土のように造形できるのが特徴ですが、タミヤの高密度タイプは硬化後も柔軟性が残ります。
パテを練って大体の形を作ってから、2~3時間後にくるっと曲げる事で、このまま固まります。
(さすがに完全硬化後に曲げると折れます)
いつも使っているマジックスカルプと言うエポキシパテでは固くてすぐ折れるので、
特に髪の毛など細くて長いパーツはタミヤの高密度で作成します。

耳の上部分は髪の毛を集めているようなモールドですが、
もともと入ってるモールドを瞬間接着剤&ベビーパウダーを混ぜたパテで埋めて
ヤスリがけした後にディテールを入れました。
髪の毛のスジを入れるのはBMCの三角刀を使用。小型の彫刻刀ですが切れ味が半端ないので愛用しています。

▲毛束はプラ棒の削り出し(左側)

房の上からぴょこんと出ている毛束は、余ったランナーをリューター(電動ドリルみたいなの)でガリガリ削り出し。
上のように円形のランナーを使うとちょうどいいです。

ここもパテで作ってもよかったんですが、パーツが小さいと接着する際に取れやすくなってしまうので
プラスチック同士をプラ用接着剤でくっつけた方がしっかりくっ付くので、プラ棒で作りました。
(パテとプラをくっつけるのは瞬間接着剤を使用。衝撃で取れやすいので注意)

▲リボンは塩ビを曲げて再現

リボンは細く切った塩ビ(100均の硬質ハードケースをカットして使用)をヘアアイロンで温め
熱で曲げながら好きな形に加工しました。
塩ビ板は熱を加えると柔らかくなり、冷えると固まる性質があるので
温めたヘアアイロンで挟み、柔らかくなったら形を整えるっというのを繰り返して成形しました。
(火傷には注意!)
プラ板でも作れますが、プラ板は伸びたり縮んだりするのが個人的に苦手なので、
こういう場合は塩ビを使用することが多いです。

設定画や劇中ではストンと真っすぐおろしていますが、動きのあるデザインにしたかったのでちょっとアレンジ。
長さも気持ち長めにしています。
髪との接続は0.5mmの真鍮線を使用。塗装後に接続できるよう、接着剤を用いないでくっつくようにしました。
(塗装後に接着もできますが、接着剤がはみ出たりすると泣けるので)

前髪はFAガールのフレズヴェルグ・アーテルのパーツを流用して加工。
そのままでは付かないので接続部分を調整したり、髪をプラ板から削り出したりパテで埋めたりしてます。

次は制服部分の加工を進めます。