イノセンティア制作記 第10回

フレームアームズ・ガール『イノセンティア』制作記第10回!
塗装が出来たのでスミ入れDA!

■スミ入れ前の注意
■スミ入れGoGo

■スミ入れ前の注意

ぶしゅーと塗装が終わったパーツに、スミ入れをしていきます。
が、ここで注意点が。

塗料はツヤのパターンによって『つやあり』『半つや』『つや消し』の3種に分かれてますが
今回使用しているファレホは、基本『つや消し』になってます。

しっとりとしたいい感じのつや消しなんですが、
スミ入れする際につや消しのままだと
ふき取り時にスミが残ってしまう場合があります。

なので、今回は最初にトップコート(つやあり)を吹いて
表面をテカテカにしておきます。
これでスミがきれいに流れて、ふき取りも跡が残りません。

■スミ入れGoGo

スミ入れは基本的に「影となる部分」に当たるので、下地色より暗い色を選択します。
ただスミがあんまり濃い色だと違和感バリバリになるので、
下記のような組み合わせが定番です。

下地色:白→スミ:薄いグレー
下地色:黄→スミ:オレンジ・茶色
下地色:赤→スミ:茶色・グレー
下地色:青→スミ:黒・濃いグレー

あくまで一例ですが、例えば黄色の下地に黒の隅を入れるとかなり目立ちます。

イノセンティア スミ入れ1

さて今回は、
髪の毛(黄色)にはクリアーオレンジ・赤部分にはパープルを塗ってみます。
女の子なので、なんとなく柔らかい色身になるようにしてみました。

イノセンティア スミ入れ2

イノセンティア スミ入れ3

まずは大雑把に筆ですいすい。

イノセンティア スミ入れ4

イノセンティア スミ入れ5

イノセンティア スミ入れ6

乾いたら溶剤でふき取ります。

エナメル塗料をファレホ(水性アクリル)の上に塗ってますが
溶剤でふき取ってもファレホが溶けてしまうことはありません。
(逆の組み合わせはNG。塗装面が溶けます)

赤のパーツには紫のエナメルがなかったので
『フィルタ・リキッド』のレイヤーバイオレットで塗ってみます。

本来フィルタリング(パーツの全体に塗って色調を変える)に使用するのですが
スミ入れにも使えます。

イノセンティア スミ入れ7

イノセンティア スミ入れ8

こんな感じ。なんとなく茶色とかよりは清潔感が出たかも?

■制作記1 :道具とキットと準備について
■制作記2 :パーツの切り出しについて
■制作記3 :スナップフィットの仮組について
■制作記4 :仮組してみた
■制作記5 :改修ポイントを考える
■制作記6 :継ぎ目消しをやってみる
■制作記7 :マスキングしてみる
■制作記8 :塗装のうんちくあれこれ
■制作記9 :塗装を続けます
■制作記10:スミ入れGoGo
■制作記11:ちょっとだけディテールアップ
■制作記12:祝★完成!