サクサク行きます!次は脚部。
▲膝関節の裏側
膝裏の合わせ目は、モールドとして処理することにしました。
方法としては、段差部分をデザインナイフで斜めに軽く削るだけです。
力を入れすぎると凹型にへこんでしまうこともあるので、
軽く削るだけでOKです。
両面削るので、片面0.5mmくらいで十分モールドになります。
▲脚部パーツも同様に
脚部の合わせ目が軽くカーブを描いた面白い形だったので、
こちらもモールドで生かすことにしました。
太もも部分の凹みにもモールドを入れて、
脚のラインを繋げてボディスーツ風に。
▲ヒケの処理
平らなパーツはヒケが目立つものがあるので、丁寧に処理します。
いつものヘナヘナ神ヤスだと、エッジを丸めてしまうかもしれないので
▲アルミサンダーと600番
ハイキューパーツのアルミサンダーと、タミヤの紙やすり600番です。
アルミ製の当て木(木じゃないけど)に、1cm幅に切った紙やすりを挟んで使います。
大きなパーツから小さなパーツまで、だいたいコレ一つで処理できます。
大きさの割に軽く、疲れないのもいいですね。
ちなみに大きなパーツの合わせ目処理には、320番で削った後600番で処理します。
▲処理前(右)と処理後(左)
左は600番で処理した後に、メラミンスポンジで磨いたもの。
細かすぎて伝わらない感じですが、肉眼で見ると割とはっきり分かります。
一度これを知ってしまうと、一通りやらないと気が済まなくなりますね(病気です)。
ディテールアップ方法いろいろ
▲パーツの取り外し加工
中にはめ込んだパーツ(右下)は、いったん組むと取り外しにくかったり
場合によってはパーツのヘリが歪んでしまったりするので
3mm穴の裏側に穴をあけて(左上)、爪楊枝などで押して外せるようにしておきます。
▲メタルパーツ用に開口
ホイール部分はメタルパーツを埋め込むために、穴をあけておきます。
1mmのピンバイスで貫通しないように穴を開けた後、
スピンブレードで底面を平らにし
フチを面取りビットで斜めにしたものです。
▲装着するとこんな感じ
実際には塗装後にハメますが、イメージをつかむために仮組み。
シルバーのアーム部分には、マイナスモールドを埋め込んでいます。
▲開口によるディテールアップ
膝アーマーに0.5mmの穴を空けて、ディテールを追加します。
真ん中がピンバイスによる開口のみ、
左端が面取りビットで処理したものです。
開口したパーツは面取りビットでフチを斜めに削ると、情報量がアップします。
なければ一回り大きいピンバイスでも可ですが、
思わぬ傷がついたりエグれたりするので、ビットの方がオススメです。
▲マスメツールによる位置調整
複数パーツの同じ位置に開ける場合、
こちらのマスメツールを使用します。
0.5mm単位でマスメが書いてあり、透明なので位置調整も楽です。
▲装着時
こんな風になります。
成形色仕上げだと失敗した時のリカバーが難しいので、
慎重に処理しましょう。
▲え、ちょっとまだ着替え中……
ロードランナーさんをチラ見せ。
次回、写真多めでご紹介しますー。