イノセンティア制作記 第3回

【制作記】FA:G イノセンティア 第3回

フレームアームズ・ガール『イノセンティア』制作記第3回!
今回はスナップフィットモデルでの仮組について~。

■仮組ってなんぞ?
■ピンをカットしてみる案
■受け口をカットしてみる案
■どっちがオススメ?

■仮組ってなんぞ?

仮組とは、切り出したパーツを「仮に」組み立ててみて
本格的な組み立て前にチェックすることです。

目的としては
・組みあがった形をイメージする
・改造するポイントを考える
・可動部のクリアランス(余白)のチェック
・塗装をする場合、パーツの塗装手順のをチェック
などが挙げられます。

が、ここで問題が。
スナップフィットモデルは接続用のピン(凸)と穴(凹)を組み合わせるんですが
一度組み上げてしまうと分解が困難&無理に外そうとするとピンが折れたりパーツが破損したりします。
そこで、分解しやすいように一工夫する必要があります。

■ピンをカットしてみる案

ニッパーでピン(凸)を半分~2/3ほど残してカットしてから組み立てると、
パーツがガッチリはまることを防止できます。

イノセンティア 仮組1

こんな感じ。
平らに切るより、斜めに切る方が緩すぎる・キツすぎるのを軽減できる気がします。

■受け口をカットしてみる案

もう一つは、穴(凹)にニッパーで切れ込みを入れる方法です。
ピンの長さは変わらないので、パーツを固定させつつ分解できるようになります。
イノセンティア 仮組2

イノセンティア 仮組3
こんな感じ。
穴が大きい場合は、2~3か所切れ込みを入れる場合もあります。

■どっちがオススメ?

昔はピンをカットする方法でやってましたが、
最近(ここ4~5年)は受け口カットの方をメインにしてます。

パーツによっては受け口の方がカットしづらい場合があるので
その時にはピンカット法を使ってます。

コツとしては、ピンカット・受け口カットともに
しっかりと処理する箇所を確認してから行いましょう。
キットによってはピンの先端にディテールが入っているものもあるので
(ガンプラのRGシリーズなど)、
そこでピンを切り飛ばしてしまうと、リカバリーはほぼ不可能です。
ちゃんと分解できるか?も同時に確認しながら進めましょう。

パーツの切り出し→仮組準備ができたら、仮組を進めていきましょう!

■制作記1 :道具とキットと準備について
■制作記2 :パーツの切り出しについて
■制作記3 :スナップフィットの仮組について
■制作記4 :仮組してみた
■制作記5 :改修ポイントを考える
■制作記6 :継ぎ目消しをやってみる
■制作記7 :マスキングしてみる
■制作記8 :塗装のうんちくあれこれ
■制作記9 :塗装を続けます
■制作記10:スミ入れGoGo
■制作記11:ちょっとだけディテールアップ
■制作記12:祝★完成!