【ENDER LILIES】黒騎士を作る(完成)

ゲーム「ENDER LILIES」に登場する『黒騎士』を、石粉粘土で制作しました。
約1週間で制作したので、いきなり完成記事になります。

ENDER LILIESとは

か弱い主人公「Lily」と、彼女を守る亡霊たちを操作して、悲しくも美しい世界を回る
いわゆる「メトロヴァニア」に分類される横スクロールアクションゲームです。
綺麗なグラフィックと音楽がすばらしく、アクション面の難易度はちょっぴり高いですが、
ストレスなくサクサク進められます。
久しぶりに夜更かしして先に進みたくなったゲームです。

今回作成した「黒騎士」は、最初から「Lily」と共に旅をするキャラクターです。
寡黙ながらLilyを気遣う様子がカッコイイ、まさに騎士といった感じ。
フィギュアが欲しいなーと思ったので、思い切って作ってみました。
今回はマジックスカルプではなく、石粉粘土(100均)でチャレンジしてみます。

石粉粘土とは

石粉粘土は水をつけると柔らかくなり、乾くと固まる性質がありますが
ある程度固まった後でも、水をつければ柔らかさが復活します。
表面が乾くのも早いので、さくさく作業が進められます。

一方で、異素材への食いつきはあんまりよくないので
パテ代わりに使うのは厳しいかと(ヘラにくっつかないのはメリットですが)。
また、乾燥後にヤスリがけや切断・モールド彫りは可能ですが、
モールドを彫ってるとボロッと取れたりするので、
マジスカに比べると細かいディテールやエッジの掘り込みは難しい印象です。
(その辺はマジスカが優秀なのですが)

とは言え、最初に懸念していたよりもとっつきやすい素材なので
今回はほぼ石粉粘土で作成しました。

作ってみた

▲顔を作ります

まずは顔を作成。材料は100均の石粉粘土です。
スチレンボードの端切れにくっ付けて、スパチュラで形を整えていきます。
歯のようなモールドはデザインナイフを押し付けて表現。

▲胴体の骨組みを作成

針金をねじってスチレンボードに刺し、胴体~脚部分を作成。
骨組みに粘土を盛りつけていきます。
(ちなみに顔が違うのは1回目に作ったものだからです。顔は2回作りました)

▲奥になる部分から作成

胸・腰部のアーマーと、ズボンを作成。
モールドはデザインナイフで入れます。

▲フードと装飾品を作成

フードは薄く伸ばした粘土を貼り付けて成形、
アーマーやベルトは盛った後に削って形を出します。
マジスカの場合、アーマー類は別で作って貼り付けるパターンが多いですが
石粉粘土は食いつきが悪いのと、強度も高くないので
直接盛り付け→成形のパターンが多かったです。

▲剣はプラ板で作成

剣はプラ板を切り出して作成。柄もプラ板で作ったものをはめ込んでいます。
柄は熱収縮チューブをカットしたものを巻き付けて接着しました。

▲大体完成

一通り作ったところ。
手のパーツはFAガールの物を流用しました。
この写真を撮った後、左腕がモゲて粉々になったので作り直しました。

完成

▲全体をぐるり

塗装は全てファレホの筆塗り。
前垂れは公式では黒系でしたが、アクセントが欲しかったので青にしてみました。

▲各部アップ

ベルトのバックルや先端は、以前作成した姫騎士の時に使用して余ったエッチングパーツを使用。
装甲はウォッシングでイラストの雰囲気を表現しました。

今回とにかく勢いで作ってみましたが、石粉粘土は思ったより作業が進めやすかったです。
乾くと固くなる=作業時間に制限があるかと思ってたのですが、
再度水につけると復活するので、マジスカよりサクサク作業が出来ました。
他のキャラクターも色々作ってみたいところです。

さて次こそは轟雷さんの続きを!