年越しプラモにルーデンスを作る 01

2020年~2021年にかけて、年越しプラモにちまちまとルーデンスさんを作っていました。
まずはファーストインプレッションをば。

■ルーデンスさん開封

ゲームクリエイター小島秀夫監督が立ち上げたコジマプロダクションのシンボルキャラクター「ルーデンス」。
こちらをアートディレクター新川洋司氏が美少女化した「ルーデンス」を商品化しました!(公式サイトより)

▲パッケージ

オリジナルはコジマプロダクション(有名なメタルギアシリーズを作った小島さんですね)のキャラクターで、
それをガール化したものです。
説明書を見た限りだと、胴の構造はフレズヴェルクに近いのかな?
差し替え用の手足がまるまる付属するので、胴と頭があればもう1キャラ作れそうです。

“新川洋司氏がデザインをしたフレームアームズ・ガール「白虎」をはじめ、フレームアームズ・ガールとの互換性を一部確保”
との記載の通り、フェイスパーツはFAガールシリーズと共通規格で、手足のサイズも同じです。

今回は成形色を生かして作成しようと思ったので、
組み立てと並行して接着&合わせ目消しや、モールドの彫り直しを行いました。
その際、使用したツールも紹介していきます。

■成形色仕上げによる合わせ目消し

▲肌色パーツは瞬着パテで

これまで肌色パーツはMr.セメントSPで接着→合わせ目消しをしていたのですが
どうしてもうっすら合わせ目が出ていたので
今回はガイアノーツの瞬着パテ(肌色)を使用してみました。
ほんの少し隙間を開けて、瞬着パテを埋め込みます。
埋め込みには今回グルーアプリケーターを使ってみましたが、なかなか便利でした。
何度か使ったらまたレビューします。

▲プラパーツはMr.セメントSPで

パーツの間に接着剤のMr.セメントSPを流し込みます。
押し付けると接着面からムニュっと出るくらい、何度か流し込む必要があります。
(貼り付けるだけなら、一度流し込めばOKですが
ムニュっが出ないと合わせ目は消せないので、平均3~4回流し込みます)

▲乾いたら削り取り

接着面からはみ出た分を、セラブレードでコリコリ削ります。
セラブレードだと余計な傷がつきにくいので重宝します。
デザインナイフの刃でもいいですが、刃の形は半円型の方がよいです。
(直刃だと周りに傷がつきやすいです)

▲神ヤスで均(なら)す

はみ出し部分が大方削れたら、神ヤスの400番で均します。
(削りすぎると平らになるので注意)

凹モールド内に接着剤が残っているのが見えますが、
こちらも削り取る必要があります。
デザインナイフで切ってもいいのですが、V字型のモールドを処理するには
BMC三角刀での彫り直しが素早く、きれいにできます。

以前使った時のレビューはこちら

▲処理後がこちら

三角刀で彫った後(1枚目)、600番でやすった後にメラミンスポンジで磨いたところ(2枚目)。
このくらいまで目立たなくなったら、成形色仕上げの合わせ目消しは終了です。

▲胴体の合わせ目消し&モールド彫り直し

こちらも接着→セラブレード→三角刀→ヤスリで処理して
合わせ目が目立たないようにしました。
コード?のモールドも三角刀で彫り直しました。
その他モールドの甘いところや髪パーツなどはちょこちょこ彫り直しています。

三角刀は彫る深さによってモールドの溝が変わるので、
いわゆるスジボリのような直線モールドはBMCタガネの方が適していますが
凸モールドのキワや髪のシワ、蛇腹の凹部分なんかを掘るには
三角刀が適しているように思います。

▲今回使ったツール

上からセラブレード・ニードル・BMC三角刀
三角刀は曲線のモールド彫りは苦手なので、
スジボリ用のニードルも併用して彫り直します。

■ルーデンスさん素組

▲軽装ver

一部パーツをはめ込んでないですが、
軽装verの手足と胴パーツを付けるとこんな感じ。
コードや蛇腹状のモールドが特徴的です。
各所にある丸いパーツを塗り分けると、いい感じになりそうです。

▲胴体を白虎に換装

以前、姫騎士アーキテクトを作成した時に余った
白虎の胴体に換装してみたところ。(刀も白虎のものです)
デザイナーさんが一緒なので、デザイン的にも統一感があります。
ただし構造上、脇をぴったりつけることができないのでポージングに制限があります。
あと後姿の肌色面積がすごい。

▲宇宙服ver

胴パーツと手足を換装して、宇宙服verにしたところ。
(台座はメガミデバイス用を使用してますが、キットには付属しません)

手足はかなりゴツくなりますね。
バックパックに繋がるチューブやコードが増えて
情報量がマシマシになりますが、前後の可動は無くなります。

スミ入れしたら細かいディテールが映えそうですね。
従来のFAガールよりもリアル寄りのモールドは、AFV系に近い印象です。
今回は成形色を生かしつつ、リアル系の塗装や汚しを入れてみようかなと。
また、飾る用のヴィネットにも挑戦してみようと思います。