twitterで2020年12月5日~12月13日まで開催の「メガミ4周年記念選手権」について、メガミデバイスを作成してみたので簡単に解説をば。
※12/12追記:写真を数点追加しました
※12/20追記:4周年記念選手権で、光栄にも「浅井賞」をいただきました!
Youtubeの生放送で発表された瞬間、手の震えが止まりませんでした……
めっちゃくちゃ嬉しいです!
メガミデバイス公式ブログでも紹介されているので、そちらも是非ご覧くださいー
魅力的な作品が盛りだくさんです!
■まずは完成写真から
■始める前に
今回は『コンテストで優勝したメガミ』というお題なので、
さて何を作ろうか?と考えたところ、
「チェンソーカービング」(丸太をチェーンソーで削って作る彫刻)を作るメガミ、
を作ることにしました。
(コンテストの詳細はリンク先を参照ください)
コンテストと聞いて、何となく運動系ではなく文化系のコンテストにしようかなと思ったんですが、
固定モデルを「彫刻」として作ったら面白いかなーと思ったので
固定モデルの「彫刻」+それを作る可動モデルの「メガミ」
の2体を作成します。
ちなみに作業を開始したのが、コンテスト期間のちょうど2か月前。
普段よりも時間が無いので、サクサク進めます。
■イメージ作成
ベースに選んだのはメガミデバイス ウィッチ。
彫刻にするのは「大人になった魔女」をイメージして作成します。
魔女と言えば大きな帽子なので、厚紙とマスキングテープでこさえて大きさを比較。
ウィッチの手足+他のメガミの余剰パーツ等で1体こさえました。
顔と後頭部の髪はアサルト、胸は朱羅のパーツを使ってます。
先っぽ丸い棒を杖代わりにしています。
彫り師とのポージング検討。
最初はダイナミックチェーンソーを持たせようかと思ってましたが
さすがにデカすぎたので、手持ちサイズのチェーンソーにすることに。
だいたいのイメージが固まったところで、サクサク制作を進めます。
■帽子の作成
帽子をパテで作るのに、まずは土台を作ります。
発泡スチロールをスチロールカッターでカットし、上から石粉粘土でコーティング。
とんがり部分は別パーツで外せるようにしています。
サイズ間の調整のため、3回くらい作り直しました。
薄く伸ばしたパテを乗せて乾燥。
薄いパテは自重で形が変わるので、それを防ぐために土台に乗せています。
先っぽはちょっと凝った形にしたいので、最後に作ることにします。
スパチュラでシワをつけつけ。
写真に写ってる形だと、こういうシワが付けやすいようです。
■マントの作成
いろいろ弄ってたら、MSGのサイドマントがジャストフィットなのに気づいたので採用。
クラッシュマントのパーツと組み合わせて、がっちり接着後
隙間をプラ板で埋めて、間には接着剤をモリモリ。
がしがし削って溶きパテで表面勝利します。
■全身の成型
いつものように関節部を接着剤とパテで埋めて、
色々パーツを付けたところ。
ボディスーツ風の服は薄く伸ばしたパテで成形。
ケープのようなものも作ってみました。
(ちょっともっさりしてたので、この後作り直しました)
胸元のディテールも追加し、ケープも作り直したところ。
シワを付けたり、パテで隙間を埋めたりしています。
彫刻の本体は大体これで完成です。
■杖とか
プラ棒とピアノ線を組み合わせて、杖を作成。
土台との固定はマントを使用することにしたので、
杖は斜めに立てかけることにしてました。
余ったパテをつけつけして、杖っぽく作っていきます。
■彫り師
こちらはシンプルな構成にしようと思ったので、
ワーク用っぽい服装・ディテールのパーツを組み合わせました。
アサルトの胸・足と、朱羅の腰を使用してます。
MSGのチェーンソーに取っ手を付けたりしてリアルにしてみたところ。
このあとジャンクパーツやらカバーパーツやらも付けました。
■塗装いろいろ
ファレホの「IDF SAND GREY」の上からMr.ウェザリングカラーのステインブラウンを筆目が残るように塗ることで、木目っぽくなるとの事なので試してみました。
(こちらのサイトで詳しく紹介されています)
細い筆で何度もなぞる方法が紹介されていましたが、今回は面積が大きいので平筆でどばーっと塗ってみました。
乾燥まで時間がかかるので、気が済むまで塗り直しができるのがメリットですね。何度でもやればいつかは理想の形ができます。
こんな感じになりました。何となく木っぽくなったでしょうか?
あと左手が寂しかったので、バーニアパーツとプラ板でランプを作って持たせてます。
彫り師(って言うのか?)の娘はこんな感じになりました。
オレンジ部分はアクリジョンの蛍光オレンジを塗ってるので、だいぶビビットです。ブーツは昔作ったアサルトのものを流用。
ヘルメットは着脱可能。これもアサルトのものを流用しています。安全第一!
今回は「テーマに沿ったものを限られた時間で作る」という稀有な体験が出来ました。これまでは時間もゴールも自分で決めていたので気楽でしたが、適度な緊張感があるとまた一つレベルアップできた気がします。
さて次は何を作ろうか!