FAガール 姫騎士アーキテクト制作記 第9回

かれこれ2か月ほど工作を進めていたアーキテクトも、
ようやく塗装開始です。

ファレホのサフ(グレー)を吹いて傷のチェックを行い、
小さな傷は瞬間パテで埋めていきます。

以前は溶きパテ(ラッカーパテをシンナーで溶いたもの)を使用していましたが
固まった時に以外と固く、曲面では段差になったり削りすぎたりしたので
今回はほぼ瞬間パテのみで進めています。

傷が消えたところで、下地にファレホのDead whiteとsteelを6:4で混ぜた下地でぷしゅーっと。


▲こんな感じ。若干青みがかった白

銀色系のメタリックカラーを混ぜることで
隠ぺい力が強くなり、ほぼ一発でサフのグレーを隠せます。
今回初めて試してみましたが、白ベースの塗装をする時はよさげ。
(勢い余ってサフ前のパーツも吹いてしまうというアクシデントはありましたが)

▲ハイライトに白をぷしゅー

左が白+銀の下地処理のみ、
右がハイライトに白(Dead white 100%)を吹いた状態。
エッジには下地を残す感じで拭いています。
並べれば何となく分かるかな?ってくらいですが
ほんのり立体感が出てきたような気がします。

透け塗装チャレンジ

今回、腰~太ももにかけてはタイツをはいているような感じにしたいので
透け塗装を行ってみることにします。

透け塗装とは、服やパン…ボディースーツの下に
皮膚が透けて見える状態を表現した塗装方法です。
端的に言うとエロくなります。※個人差があります

黒い布地に肌が透けているように見せるには、
肌色の上からスモークグレーを吹くのが一般的ですが
今回はちょっと違う方法でアプローチしてみます。

▲下地にジャーマングレーサフ

まずは下地をジャーマングレーサフでぶしゅーっと。
せっかく肌色の瞬間パテを使ったのにぐぬぬ、という気持ちを押し殺しながら塗ります。
内側や隙間なども念入りに。

▲肌色 一色目

右側が、凸部を中心にPale Brown(明るめの茶色)を吹いてみたところ。
陰になる部分にはなるべく色を付けないようにします。
この段階だと黄土色ですね。

▲肌色 二色目

Pale BrownにPale Freshを混ぜたものをハイライト部分にぷしゅーっと。
全部塗ると明るすぎるので、ほどほどに。

▲肌色 三色目

Pale BrownにメタリックカラーのRust(銅色)を混ぜて、凸部にふわっと。
メタリックは隠ぺい力が強いため、うっすらと色が乗るくらいにします。

▲シャドウを強調

Blask Wash(半透明の黒)とPure Blackを7:3で混ぜたものを吹いて
全体を黒っぽく。
段差のところには細吹きで陰影を強調します。

これで何となく黒いタイツを履いてるように見える……かな?
今回、完全にアドリブでやったので
色の調色比なんかはだいぶ感覚値ですが
何となくそれっぽくはなったような気がします、。

しかし写真で見るとタイツというか黒ストッキングですね。
参考資料に不備があったか……(詳細は企業秘密)。

次はマスキング地獄が待っているZE!

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